【過失割合】意外と知らない過失割合

自動車を運転されている方のほとんどが自動車保険に加入されているはずです。

事故の際によく聞く過失割合について間違った認識をお持ちの方が多いです。

自分では過失がないと考えているのに、1対9や2対8の過失割合を主張されてしまう。交通事故の示談ではそのようなトラブルは日常茶飯事です。

今回は判例と共に確認していけたらと思います!

事例:コンビニでの駐車場にて駐車中の車がいきなりバックしてきてその車の後ろを通ったタイミングでぶつけられてしまった。

多くの方がこれは相手のバックしてきた車が100パーセント悪いのでは?
と思われるかもしれません。

実際にこの時は判例から70:30です!と言われてしましました。

納得はいきませんが、このケースで100:0になることはほとんど無いとお考えください。

過失割合が9対0というケースもあります

過失割合9対0のように、加害者側と被害者側の割合を足しても10にならないことを「片側賠償」または「片賠(かたばい・へんばい)」といいます。

これはどうしても被害者側と加害者側との間で過失割合の合意が取れないときにこのような形になることがあります。

例えば加害者側が過失割合9対1(加害者側が9)を主張していて、被害者側が過失割合10対0(加害者が10)を主張していたとします。

この場合、通常は話し合いのうえ9対1、10対0どちらかになることが多いのですが、双方が一切譲歩せずらちが明かない場合には、折衷案として過失割合9対0になることがあるのです。

まとめ

事故の際は双方納得いかないケースがよくあります。
どうしようもない!っと思った事故でも過失が付くこともあります!
不満があるときは、決して妥協せず、必要ならば弁護士などの専門家に相談するべきでしょう!