火災保険料 また値上げ!?
2022年、またまた値上げが実施されます。
じつは2021年にも火災保険は値上がりをしました。
この時の値上がりは、2017年〜2018年に起こった大規模な自然災害をもとに損害保険料率算出機構が出した「参考純率」によって保険料が見直されました。
2022年の保険料の値上げは、2019年~2020年に起こった自然災害をもとに同じく損害保険料算出機構による改定です。
各損害保険会社は、この「参考純率」の改定を踏まえて2022年には保険料が値上がりする見通しです。
そして長期契約がさらに短縮されることになります。これも実質の値上げになります。
なぜ火災保険の値上げをするのか?
近年の大型台風およびゲリラ豪雨等の自然災害の多発により、損害保険会社が取り扱う火災保険の収支は急激に悪化傾向にあります。
「損害保険会社の収支の悪化により、火災保険自体が成り立たなくなる可能性がある」からです。
順位 | 災害名 | 罹災地域 | 支払保険金 |
1 | 2018年9月 台風21号 | 大阪・京都 | 1兆678億円 |
2 | 2019年10月 台風19号 | 東日本中心 | 5,826億円 |
4 | 2019年9月 台風15号 | 関東中心 | 4,656億円 |
風災および水災による支払保険金は業界全体で急激に増加しており、この傾向は当面継続するものと考えられます。
契約期間が短縮するのは今後のリスクの予測が難しく、火災保険の収益悪化が原因になっております。
2015年以前は最長契約期間が36年というのもありました。
値上げの改定前に長期契約割引率の高い10年契約をするのもありかもしれませんね。